浪速工業会


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ご挨拶  

 
新緑が美しく初夏を感じさせるこの季節、浪速工業会、会員の皆様方おかれましては、お元気でご活躍の事とお慶び申し上げます。
過去の3年間は、コロナ禍の中、活動にいろいろと制限があり大変な思いをされていた事と存じます。
浪速工業会としての活動も同様、種々の制約の中、皆様方のご協力、ご支援の基で活動を継続しております。
この春から活動の制限が緩くなり、明るい兆しが見えて、本年は賃上げの要求も、企業による格差はあるものの満額で認められ、先々の明るい材料が発信されているのも事実です。また、子育て支援、男女共同参画社会への環境の整備を整えるよう、経済面でも社会面でも大きな変化が出てくることが期待させています。
人々の活動も活発になり以前の様に、明るい日が来ることが期待されます。
しかしながら、世界的にはロシアのウクライナへの侵攻がありいつ終わるとも思えない状況が続いており、往く先が不透明なことも事実です。
このような状況下の基、本会報の150号発刊にあたり、その歴史を振り帰ってみたいと思います。
その歴史は、本会の機関雑誌、「浪速工業時報」第1号として、大正15年11月10日に創刊と記載され記事が、昭和22年1月30日、第56号発行の会報に記されておりました。
その後,「浪速工業会報」として、昭和32年10月10日に第74号が発行され記述されており、その後、昭和50年5月25日 第100号の会報が発行され、現在に至ります。
これもひとえに、先人、会員皆々様のご努力があってのことだと感謝申し上げます。  
本年の浪速工業会の新会員は、342名の方が入会されました、新会員の皆様方には、積極的に当会への参画をお願い申し上げ、当会の発展に寄与して頂くことを希望いたします。
浪速工業会の活動も、本年から今までと同様な活動を実施していくよう本年の活動方針を役員会で決定し、皆様方の参加をお願いいたします。
一方で、当会への会費納入が年々減少しており、納入方法の方策への変更等を含め、役員一同検討努力をしております。皆様方のより一層のご理解とご協力を、お願いいたします。

 令和5年6月
   第44代 理事長 関根 藤郷 (昭和38年工業化学科卒)


着任のご挨拶
 学校長 大西 忠典(第27代校長)

 新緑の候、浪速工業会会員の皆さまにはますますご健勝のこととお慶び申しあげます。また、平素より母校の教育活動に多大なるご支援をいただいておりますことに心より厚くお礼申しあげます。

この度、4月1日付をもちまして、都島工業高等学校 第27代校長に着任いたしました大西忠典と申します。どうぞよろしくお願いいたします。全国でも屈指の伝統と実績を誇る本校の校長に着任することになり大変身の引き締まる思いでいっぱいであると同時に、生徒や教職員そして浪速工業会会員の皆さま方と共に新たな都工の未来を創っていくことができる期待感で胸がわくわくしています。

さて、本年4月に大阪市立の全ての高等学校が大阪府に移管し、本校も「大阪府立都島工業高等学校」として新たなスタートを切ることになりました。しかしながら、卒業生の皆さま方が114年の長きにわたって築き上げてこられた誇り高き伝統と実績は、大阪府立になったからといって何ら変わるものではありません。皆さまがこれまで築きあげてこられた伝統と実績のうえに、115年目の都工の希望に満ちた船出を府立という形で迎えさせていただきました。

先日の始業式においても、私から生徒たちに「大阪府立と名前が変わりましたが、皆さんの学校生活に何か変化があるということはありません。共に都工の新しい未来を創っていきましょう。」と話させていただいたことを申し添えます。
さて、生徒たちが成人し社会で活躍する頃には、わが国では生産年齢人口が大幅に減少するとともに、グローバル化の進展や技術革新によって社会構造は大きく変化し、予測が困難な時代を迎えることになると思われます。
このような時代背景の中、従来のように、たった一つの正解を求めるために、皆が一斉に同じ方法で取組むという学習スタイルでは、急激な社会の変化に対応できる人材の育成は難しいといわれています。これからは、「正解は一つではない」時代になっていきます。たった一つの正解をめざすのではなく、その時々の状況にあわせた「最適解」をいかに導き出せるかが重要になってきます。

これからの予測困難な時代をたくましく生き抜くため、状況に応じた「最適解」を導き出すことのできるスキルの習得を、工業高校という舞台で実践していくことは非常に重要であり、工業高校だからこそ、いや、都工だからこそできるこのような教育実践を、校長として推し進めてまいりたいと考えております。
また、少子化の進行や普通科志向の高まりから実業高校への進学希望者が大幅に減少している中で、本校も時代に応じた新たな改革を進める必要性に迫られています。しかし、今後どのような時代が訪れ、どのような改革の必要性が来ようとも、都工は今後もこの地に建ち続け、大阪の工業教育をリードする立場であり続けることをお誓い申しあげます。
今後とも本校の教育活動に温かいご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
  令和4年5月吉日
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