浪速工業会


 トップページに戻る

ご挨拶  

 
空が澄み、清々しい秋を感じる頃となりました。(一社)浪速工業会の会員皆様方には、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

今夏の異常な暑さは、大阪でも猛暑日が40日近い日を記録し、統計開始以来最も多い年となりました。会員の皆様には体調維持に苦慮されたことと案じ申し上げます。また、昨今の世情を見ますと、世界ではコロナ禍が一段落した中で地域の紛争が絶えず、これらの諸事情の影響で物価の高騰など不安定な状態が続いておりますが、金利の緩やかな上昇など明るい兆しも見え始めています。一方、大阪では大阪関西万国博覧会の建設が紆余曲折ありながらも、来年4月の開催に向けて順調に進んでおり、この博覧会の成功が大阪経済の起爆剤になることを信じて止みません。そして、会員の皆様にはこのような世情の中でも(一社)浪速工業会の活動に多大なご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

さて、私どもは、本年6月18日の浪速工業会理事会および代議員会にてご推挙、ご承認をいただき、(一社)浪速工業会、第45代理事長に就任しました昭和44年土木科卒業の藤井と申します。今後2年間、僭越ながら会員の皆様とお付き合いさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

 浪速工業会の理事長に就任することは、10数年前に浪速工業会の理事を引き受けた際には夢にも思わなかったことであり、一昨年の6月に副理事長に就任した際には、まず副理事長として尽力し、その間に理事長として重責にふさわしい方が現れることを願っていましたが、最終的に私が立つこととなりました。理事長に就任しました以上、歴代の理事長や先代の関根理事長の意志を引き継ぎ、(一社)浪速工業会の発展に全力を尽くす所存でございます。

 私が理事をしている間に感じたことは、私の所属する部会でも度々話題になっていた昭和卒年から平成卒年への組織の継承についてです。浪速工業会も各部会や会員の意見を聞きながら、次世代に引き継ぐ形を作りたいと思っています。また、歴代の理事長がしきりに仰っていた会費の減少についても、歴代理事長が様々な手立てを打ってこられましたが、若年層の会費納入を増やし、若い方に魅力ある浪速工業会を提供できるよう、プランニングを進める必要があると考えています。そして、会費納入方法の拡充を図り、いつでもどこでも簡単に納入できる手段を模索しています。このためには、浪速工業会の役員をはじめ会員の皆様の協力が不可欠ですので、どうぞご協力をお願い申し上げます。

 そして、私も役員の方々と共に会員の皆様方始め、学校及びPTA並びに親和会の皆様のご協力を得ながら、大阪府立都島工業高等学校の同窓会組織である浪速工業会の発展に努めて参る所存です。
 最後になりましたが、浪速工業会の一層の発展と、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
令和6年9月吉日
   第45代 理事長 藤井 敏和 (昭和44年土木科卒)


着任のご挨拶
 学校長 大西 忠典(第27代校長)

 新緑の候、浪速工業会会員の皆さまにはますますご健勝のこととお慶び申しあげます。また、平素より母校の教育活動に多大なるご支援をいただいておりますことに心より厚くお礼申しあげます。

この度、4月1日付をもちまして、都島工業高等学校 第27代校長に着任いたしました大西忠典と申します。どうぞよろしくお願いいたします。全国でも屈指の伝統と実績を誇る本校の校長に着任することになり大変身の引き締まる思いでいっぱいであると同時に、生徒や教職員そして浪速工業会会員の皆さま方と共に新たな都工の未来を創っていくことができる期待感で胸がわくわくしています。

さて、本年4月に大阪市立の全ての高等学校が大阪府に移管し、本校も「大阪府立都島工業高等学校」として新たなスタートを切ることになりました。しかしながら、卒業生の皆さま方が114年の長きにわたって築き上げてこられた誇り高き伝統と実績は、大阪府立になったからといって何ら変わるものではありません。皆さまがこれまで築きあげてこられた伝統と実績のうえに、115年目の都工の希望に満ちた船出を府立という形で迎えさせていただきました。

先日の始業式においても、私から生徒たちに「大阪府立と名前が変わりましたが、皆さんの学校生活に何か変化があるということはありません。共に都工の新しい未来を創っていきましょう。」と話させていただいたことを申し添えます。
さて、生徒たちが成人し社会で活躍する頃には、わが国では生産年齢人口が大幅に減少するとともに、グローバル化の進展や技術革新によって社会構造は大きく変化し、予測が困難な時代を迎えることになると思われます。
このような時代背景の中、従来のように、たった一つの正解を求めるために、皆が一斉に同じ方法で取組むという学習スタイルでは、急激な社会の変化に対応できる人材の育成は難しいといわれています。これからは、「正解は一つではない」時代になっていきます。たった一つの正解をめざすのではなく、その時々の状況にあわせた「最適解」をいかに導き出せるかが重要になってきます。

これからの予測困難な時代をたくましく生き抜くため、状況に応じた「最適解」を導き出すことのできるスキルの習得を、工業高校という舞台で実践していくことは非常に重要であり、工業高校だからこそ、いや、都工だからこそできるこのような教育実践を、校長として推し進めてまいりたいと考えております。
また、少子化の進行や普通科志向の高まりから実業高校への進学希望者が大幅に減少している中で、本校も時代に応じた新たな改革を進める必要性に迫られています。しかし、今後どのような時代が訪れ、どのような改革の必要性が来ようとも、都工は今後もこの地に建ち続け、大阪の工業教育をリードする立場であり続けることをお誓い申しあげます。
今後とも本校の教育活動に温かいご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
  令和4年5月吉日
 トップページに戻る



 Corporate Juridical Person Society of Naniwa Industry 2002-2009 All Rights Reserved